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第15回次世代を担う若手のための医療薬科学シンポジウム優秀発表賞
(YCPS 2021 Best Presentation Award)
【口頭発表の部】
北海道大学大学院薬学研究院 窪田 文佳 殿
演題:Development of Mitochondrial-targeted Nanocarrier for Photodynamic Therapy Using the Microfluidic Device
発表者:Fumika Kubota1, Yuuma Yamada1, Satrialdi 2, Yuuta Takano3, Masatoshi Maeki4, Manabu Tokeshi4, Hideyoshi Harashima1
所属:1Faculty of Pharmaceutical Sciences, Hokkaido University, 2School of Pharmacy, Institut Teknologi Bandung, 3 Research Institute for Electronic Science, Hokkaido University, 4Faculty of Engineering, Hokkaido University
金沢大学医薬保健学域薬学類 関 裕太 殿
演題:Impact of serotonin-associated gut microbiota dynamics on drug-induced gastrointestinal toxicity
発表者:Yuta Seki, Yoshiyuki Shirasaka, Yuta Funai, Suguru Asaji, Ikumi Tamai
所属:Faculty of Pharmaceutical Sciences, Institute of Medical, Pharmaceutical and Health Sciences, Kanazawa University
東京大学大学院薬学系研究科 橋本 芳樹 殿
演題:Basic Characterization of Drug-induced Gastrointestinal Toxicity Using Cultured Intestinal Stem Cells Originated from Region-specific Crypts in Monkeys, Dogs and Humans
発表者:Yoshiki Hashimoto1, Kazuya Maeda1,2, Kazuyoshi Michiba1, Akiko Moriyama3, Ko Kurimori4, Tsuyoshi Enomoto4, Osamu Shimomura4, Tatsuya Oda 4, Hiroyuki Kusuhara1
所属:1Laboratory of Molecular Pharmacokinetics, Graduate School of Pharmaceutical Sciences, The University of Tokyo, 2Laboratory of Pharmaceutics, Kitasato University School of Pharmacy, 3Shin Nippon Biomedical Laboratories, Ltd., 4Department of Gastrointestinal and Hepato-Biliary-Pancreatic Surgery, Faculty of Medicine, University of Tsukuba
京都大学大学院薬学研究科 平田 剛 殿
演題:Site-directed connection of functional protein on cell membrane via click reaction
発表者:Tsuyoshi Hirata, Tomoka Kunii, Misaki Yokota, Yuriko Higuchi, Fumiyoshi Yamashita
所属:Graduate School and Faculty of Pharmaceutical Sciences, Kyoto University
九州大学大学院薬学研究院 山内 智暁 殿
演題:Disruption of circadian metabolic regulation of cysteine contributes to the rapid growth and malignancy of murine hepatic cancer cells
発表者:Tomoaki Yamauchi1, Yumi Okano1, Sai Yasukochi 1, Yuya Yoshida1, Akito Tsuruta1,2, Naoya Matsunaga3, Satoru Koyanagi1,2, Shigehiro Ohdo 1
所属:1Department of Pharmaceutics, Faculty of Pharmaceutical Sciences, Kyushu University, 2Department of Glocal Healthcare Science, Faculty of Pharmaceutical Sciences, Kyushu University, 3Department of Clinical Pharmacokinetics, Faculty of Pharmaceutical Sciences, Kyushu University
【ポスター発表の部】
徳島大学大学院医歯薬学教育部 運天 拡人 殿
演題:Exploration of prophylactic drugs against doxorubicin-induced cardiomyopathy using largescale medical databases
発表者:Hiroto Unten1, Hirohumi Hamano4, Takahiro Niimura 3, Nanami Tomotika1, Shiori Nishiuti1,3, Mituhiro Gouda1,3, Kenta Yagi4, Fuka Aizawa 1,2, Yoshito Zamami2, Keisuke Ishizawa1,3
所属:1Tokushima University Graduate School of Biomedical Sciences, Department of Clinical Pharmacology and Therapeutics, 2Okayama University Hospital, Department of Pharmacy, 3Tokushima University Hospital, Department of Pharmacy, 4Tokushima University Hospital, Clinical Trial Center for Developmental Therapeutics
東京大学大学院薬学系研究科 道場 一祥 殿
演題:Characterization of human jejunal spheroid-derived intestinal epithelial cells for the evaluation of human intestinal absorption properties of substrates of drug-metabolizing enzymes and transporters
発表者:Kazuyoshi Michiba1, Kazuya Maeda1,2, Ko Kurimori 3, Tsuyoshi Enomoto3, Osamu Shimomura3, Tatsuya Oda3, Hiroyuki Kusuhara1
所属:1Laboratory of Molecular Pharmacokinetics, Graduate School of Pharmaceutical Sciences, The University of Tokyo, 2Laboratory of Pharmaceutics, Kitasato University School of Pharmacy, 3 Department of Gastrointestinal and Hepato-Biliary-Pancreatic Surgery, Faculty of Medicine, University of Tsukuba
実行委員長挨拶
この度、「第15回次世代を担う若手医療薬科学シンポジウム」を、2021年10月23日(土)、24日(日)の2日間、オンライン開催することとなりました。昨年次がCOVID-19禍のために急遽オンライン開催に変更され、face-to-faceのコミュニケーションができなかったこともあり、本年度は何とかオンサイトでの開催を目指しておりましたが、COVID-19の予想以上のまん延もあり、毎年、相当数の医療従事者の先生方のご参加もいただく本シンポジウムの最適な開催方法について、組織委員の中で議論を重ねた結果、苦渋の選択として本年度も全面オンライン開催に踏み切ることといたしました。ただ、色々な会合がオンライン開催になる中で、新しいコミュニケーション手段も急速に開拓をされてきております。今回は新たな試みとして、ポスターセッションと懇親会において、リアルタイムでコミュニケーションしていただけるよう、Remoを導入し、できる限り対面での会話に近づけるような工夫をするなど、従来型の対面での会合でしかできなかったことを実現化すべく準備を進めております。
さて、本シンポジウムは、日本薬学会医療薬科学部会が主催しており、次世代の医療薬科学の発展を担う若手研究者の育成を目的としてスタートしました。第4回シンポジウム以降は、医療薬科学部会の若手世話人が実行委員長と副実行委員長を務め、若手が中心となって企画ならびに運営が行われてきました。
今回のシンポジウムは、『Seamlessな薬学界を創造する基礎・臨床・実践の融合』をメインテーマにいたしました。薬学そのものは非常に学際的な学問領域で、カバーする範囲も、基礎研究が主体となる薬の探索から、創薬のための臨床研究、医療現場における薬の適正使用・育薬、行政の立場からの新薬の審査や安全管理等多岐にわたります。一方で、学問そのものもこれまでの細分化された領域の中での発展を超えて、領域融合型の新たな研究分野が次々と勃興するようになりました。そのような時代の中で、我々は「基礎」「臨床」「実践」の垣根をとっぱらい、seamlessなコミュニケーションを通じて、薬学に新風を吹き込む気概を持って医療薬科学の進歩に邁進したいという思いを込めて今回のテーマを設定させていただきました。
その目的達成のために、今回は医療薬科学の領域を超えて、非常に内容的に多岐にわたる講演を用意いたしました。特別講演では、人工知能・ロボット研究の先駆者であり、システムズバイオロジーの概念を初めて提唱した北野宏明先生(システム・バイオロジー研究機構代表、ソニーコンピュータサイエンス研究所所長)と、長年の間、基礎と臨床を連結し、現場の立場からtranslationalな薬学研究に従事されてきた本部会会長の崔吉道先生(金沢大学附属病院薬剤部長)にお願いをいたしました。また、教育講演では、企業での創薬研究、国内外での学術研究、そして学部長・学長として大学教育や運営、数多くの制度設計に関与し、薬学のあらゆる側面を体感してこられた伊藤智夫先生(北里大学名誉教授)にお願いいたしました。さらに、異領域融合型の若手シンポジウムも企画中です。
今回のテーマの趣旨を達成するためには、シンポジウムの枠組み作り以上に、様々な研究分野や興味の方向性が異なる学生や基礎研究や臨床研究に携わる若手研究者が一堂に会して、freelyに双方向なコミュニケーションを交わし、その緻密なwebの中から新たな視点や発想が創出され、未来の医療薬科学が想像もつかなかった方向に駆動していくことが最も重要です。今回も一般口頭発表とポスター発表の両方を設けています。オンラインでも議論を活発化するべく、組織委員一同色々な仕掛けを考えておりますので、一人でも多くの方々の参加を心よりお待ちしております。
第15回次世代を担う若手のための医療薬科学シンポジウム
実行委員長:前田 和哉(北里大学薬学部)
副実行委員長:鈴木 陽介(明治薬科大学)
学術集会概要
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演題登録
演題申込および要旨(抄録)の締切
演題申込および要旨(抄録)の締切:2021年9月24日(金) 10月8日(金)
*延長しました(編集も同日が締切となります)
学生(大学院生、学部学生)を対象とした優秀発表賞を数名選考致します。
発表は、スライドを使用した口演発表(1 演題につき発表 9 分、討論 3 分)およびポスター発表を予定しています。
演題数の都合により、時間や発表形式の変更をお願いすることがございますので何卒ご了承ください。なお、選考は事務局にご一任ください。
【一般口頭発表方法の概要】
演題発表ならびに質疑応答はZoomウェビナーによりライブで実施いたします。
・演題発表の15分前までにZoomに入室(マイク、カメラはオフ)
⇩
・演題発表(マイク、カメラはオン):10分
⇩ (Zoomで画面共有後、スライドショー・画面上のポインターを使って講演)
・質疑応答:4分
発表が終わりましたら、速やかにマイク、カメラをオフにしてもらって、画面共有を解除して下さい。
【ポスター発表方法の概要】
ポスター発表および示説は、コミュニケーションツールRemoを用いてリアルタイムに実施いたします。ポスター発表者につきましては、前日正午までに、メールにて指定がありましたリンク先に、作成したファイルをご提出ください。事務局の方でポスター会場に掲示しておきますので、当日は、自身のポスターボードのところに示説時間に直接いっていただいて、参加者の方とdiscussionをお願いいたします。
なお、本シンポジウムでのRemoの運用は、こちらをご参照ください。
演題申込手続き
Web演題登録システムで演題申込手続を行って下さい。
演題名、発表者名、所属機関名は日本語、英語の両方をご登録ください。
- ・発表者の氏名
- 発表者は15名以内です。16名以上の場合は通信欄に入力ください。
著者欄は全ての項目に入力(姓名、カナ姓名、英字姓名、所属)が必須となります。
- ・所属先
- 共同演者の所属先もそれぞれ記入して下さい。(15施設まで)
- ・演題名
- 100 words 以内でお願い致します。
- ・抄録本文
- 本文は英語で 450 words 以内でご登録ください。現在システム上、この文字数を超えても登録できてしまいますのでご注意ください。 (「図・表」の入力は出来ません)
本文は [INTRODUCTION]、[METHODS]、[RESULTS]、[DISCUSSION]、[CONCLUSION] 等の項目に分けて作成してください。
応募資格
原則として、筆頭演者は日本薬学会の会員であること。ただし、筆頭演者が学部学生の場合は、薬学会の会員・非会員は問いません。
※未入会の方(学部学生を除く)が一般演題登録される場合には、日本薬学会への入会申し込みをしてください。入会申し込み方法については 日本薬学会の入会案内 をご参照ください。
優秀発表賞の応募
応募は、演題登録サイトよりご登録ください。登録時に要旨とともに「応募研究における医療との繋がり」(日本語:500字以内、または英語:250単語以内)をご記入ください。
対象:医療薬科学部会の趣旨を踏まえ、臨床研究および医療志向性の強い研究であり、科学的に優れた演題とします。
厳正な審査のうえ、一般口頭演題ならびにポスター演題の中からそれぞれ数演題の優秀発表賞を選出します。
応募資格:学部生、大学院生、若手研究者、若手薬剤師です。発表者は日本薬学会の会員であることを条件とします(入会申し込み中を含む)。
2021年4月1日時点で、口頭演題における優秀発表賞は36歳未満、ポスター演題における優秀発表賞は31歳未満を対象とします。
なお、優秀発表賞への応募は、各研究室あたり口頭1題、ポスター1題(合計2題)までに限らせていただきます。
過去の受賞者について、口頭もしくはポスターの同一区分での応募は不可とし、口頭とポスターの別区分の場合は、研究発表内容が重複していなければ応募可能とします。
演題申込み
申込期間中でしたら修正は可能です。「演題申込」と「参加登録」はログイン情報(IDとパスワード)が違いますのでご注意ください。
参加者の皆様へ
参加登録費
参加登録期間:2021年10月24日(日)当日まで(但しオンライン決済のみ)
参加費 | |
---|---|
一般(会員) | 3,000円 |
一般(非会員) | 5,000円 |
学生(会員) | 無料 |
学生(非会員) | 2,000円 |
※会員:日本薬学会会員
「演題申込」と「参加登録」はログイン情報(IDとパスワード)が違いますのでご注意ください。
参加方法
シンポジウムに参加登録され、参加費のお支払いが済みましたら参加登録システムのメニュー「お知らせ」にあるボタンから入室ください(下図)。参加登録は当日まで受け付けております。
参加準備
1.オンライン学会参加に使用される端末(PC、タブレット、スマホ等)からZoomのHP(https://zoom.us/jp-jp/meetings.html)へ進み、サインアップを行ってください。
シンポジウム当日
1.参加登録システムのメニュー「お知らせ」にあるZoomライブ視聴から入室してください。ただし、演者あるいは座長として参加する場合、それぞれ専用の入室方法となりますのでお間違えのないようにお願いいたします。
2.一般参加者はマイク、ビデオどちらもOFFに設定されています。質問がある場合はZoomの画面の「手を挙げる」を押していただき、座長の指示に従って質疑応答に参加してください。
日本薬剤師研修センター認定受講単位の取得について
本シンポジウムにおいては、研修センターの認定受講単位は出さないこととなりました。ご了承ください。
日病薬病院薬学認定薬剤師制度単位発行について
本シンポジウムにおいては、認定薬剤師制度の単位発行の対象として、「特別講演1」「特別講演2」「教育講演」が認められています。(各0.5単位)認定方法については、特別講演、教育講演開始時にご説明いたします。
お支払い
「参加登録システム」のメニュー「お支払い」よりお支払いください。
お支払いは、クレジット決済でお願いします。クレジット決済はPaypalで、取引先は日本プリプレス(=第15回次世代を担う若手のための医療薬科学シンポジウム事務局)です。
銀行振込をご希望の場合は事務局へご連絡ください。
第15回次世代を担う若手のための医療薬科学シンポジウム事務局
E-mail: ycps2021_office@pharm.kitasato-u.ac.jp
5.注意事項
領収書・参加証
「参加登録システム」のメニュー「領収書・参加証」から出力ください。
プログラム
★10月23日(土曜日)
13:00~13:20 開会式
13:20~14:35 一般口頭演題(1)
<休憩>
14:45~16:00 一般口頭演題(2)
<休憩>
16:10~16:55 ポスター示説(奇数番号)【Remoにより行います】
<休憩>
17:10~18:00 特別講演1
北野 宏明 先生
(システム・バイオロジー研究機構代表、ソニーコンピュータサイエンス研究所所長)
「 システムバイオロジーからノーベルチューリングチャレンジへ」
<休憩>
18:10~19:00 教育講演
伊藤 智夫 先生(北里大学名誉教授)
「若い医療薬科学研究者へのメッセージ:日米の企業・大学での経験から」
19:00~21:00 Online懇親会【Remoにより行います】
★10月24日(日曜日)
9:00~10:30 一般口頭演題(3)
<休憩>
10:30~12:22 若手シンポジウム(異領域融合型)
- 三浦 茜 先生「原発性免疫不全症に対するCRISPR/Cas9法を用いた新規遺伝子治療の開発」(成育医療研究センター成育遺伝研究部・研究員)
- 門之園 哲哉 先生「スマートデザインによるCD25結合抗体代替ペプチドの創製」(東京工業大学生命理工学院・テニュアトラック助教)
- 小松 徹 先生「酵素のはたらきを網羅的に見て疾患を知る~1分子計測リキッドバイオプシー技術の確立を目指して~」(東京大学大学院薬学系研究科・助教)
- 竹下潤一 先生「安全性評価への数理科学的手法の応用」(産総研安全科学研究部門)
12:22~13:15 バーチャルランチョンセミナー(富士通株式会社)
13:15~14:00 ポスター示説(偶数番号)【Remoにより行います】
<休憩>
14:10~15:00 特別講演2
崔 吉道 先生(金沢大学附属病院薬剤部長)
「基礎研究/臨床研究のアウトプット、アウトカム、ソーシャルインパクト」
<休憩>
15:00~15:20 閉会式
WEB要旨集
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